新ドメイン 年末にも ビジネスラリアートが運用


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 県内に事業所を置くインターネットサービスのビジネスラリアート(京都、中西俊之社長)は、インターネット上の住所(アドレス)に当たるドメインで、沖縄を表す地名を使った「.okinawa(ドット沖縄)」と「.ryukyu(ドット琉球)」の運用を年末にも開始する。

管理運営事業者として、国際的な管理機関「ICANN(アイキャン)」の審査を通過した。
 地名ドメインは一般企業のほか、公共団体や学校、個人なども利用が可能。ビジネスラリアートは「ドット沖縄」と「ドット琉球」の登録申請を受け付け、各ドメイン名の管理組織(ドメインレジストリ)として事業を展開する。
 同社の担当者は琉球泡盛を扱う業者が「awamori.ryukyu」などのドメインを所有できるなど、組み合わせ方で一般名詞をホームページアドレスに活用することができると強調。「アドレスからも沖縄の情報と認識できる。発信力が高まる」と利点を説明する。インターネットを通じて、沖縄や琉球のブランド力向上が期待できるとして、県内関係者の利用拡大を図り、県内で使用されるホームページアドレスのドメイン普及率1位を目指す。
 普及拡大に合わせ、カードや電子マネー決済代行サービスやウェブ制作、サイト管理など、そのほかの事業受注にもつなげる。
 ビジネスラリアートは2012年3月に管理運営事業者として県の支持を受け、ドメインの一番末尾にある文字列「トップレベルドメイン(TLD)」に沖縄と琉球の使用をアイキャンに申請。アイキャンが13年6月に「ドット沖縄」、7月19日に「ドット琉球」の運営審査を通過したと発表した。
 問い合わせはビジネスラリアート(電話)075(353)5050。