大人顔負けの竿さばき


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 夏休み最初の日曜日となった21日、宜野湾新漁港を会場にJFWファミリー釣り大会(公益財団法人日本釣振興会沖縄県支部主催)が開催された。本大会には84人が参加。ファミリーで釣った1尾の重量で順位を競った。

 好天に恵まれた当日、朝7時から競技を開始。検量時間の正午には多くの魚が持ち込まれた。中でも注目されたのは10歳の仲宗根海斗君で、この時季にはベテランでもなかなか釣ることのできない40センチのチヌを釣り上げて参加者を驚かせた。海斗君は3歳のころから釣り好きのお父さんと釣りを始め、フカセ釣りをメーンに釣りを楽しむ釣りキチ少年。

 本大会でもこれまで何度か上位入賞の実績を持つ実力者。この日は朝7時からシャクチ狙いで、いつもの伊佐海岸で竿を出した。しかし、アタリがないのでポイントを少し移動。すると、1投目に海斗君の仕掛けに魚がヒット。針に掛かった魚は右に左に走り回った。しかし、大人顔負けの竿さばきで魚に応戦。3分後にタモに納まったのは40センチ・1.09キロの良型のチヌだった。

 これまでいろいろな魚を釣り上げた海斗君。今度は尾長グレを釣りたいとお父さんの腕の中で目を輝かせた。主な大会結果は次の通り。

▽1位=仲宗根海斗(40センチ・1090グラム、チヌ)

▽2位=友利玲菜(43センチ・760グラム、シャクチ)

▽3位=浜里桃榎(30センチ・590グラム、イラブチャー)(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

21日、伊佐海岸で40センチ・1090グラムのチヌを釣り上げた仲宗根海斗君
17日、石川海岸で48.5センチ・1.7キロのタマンを釣った籾山諒子さん
17日、西原海岸で63.7センチ・3.78キロのタマンを釣った米須順也さん
14日、宜野座67センチ・3.55キロと46.3センチ・1.35キロのタマンを釣った金城清幸さんと大城直也さん
14日、本島西海岸で132センチ・26キロのロウニンアジを釣った幸喜浩さん15日、南部海岸で
122センチ・23キロのロウニンアジを釣った金城正敏さん
20日、慶留間一文字でグルクンの活エサで126センチ・25キロのロウニンアジを釣った玉城正樹さん
14日、瀬長島で39センチ・0.83キロのチヌをルアーで釣った比嘉奈美さん(沖縄釣女会/島ぞーり)
20日、北部東海岸で55センチのタマンをルアーで釣った田仲康朗さん
21日、JFWファミリー釣り大会の参加者