千代皇、2場所ぶり十両


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
母校・中部農林高を訪れた際、後輩たちに囲まれ笑顔を見せる千代皇=4月9日、うるま市の同校

 日本相撲協会は24日、愛知県体育館で大相撲秋場所(9月15日初日・両国国技館)の番付編成会議を開いて十両昇進力士を決め、与論島出身で22歳の千代皇(本名基王代仁=もとい・みよひと、中部農林高―九重部屋)が2場所ぶりに十両へ戻った。

 新十両は千代丸(22)=本名木下一樹、鹿児島県出身、九重部屋、若三勝改め照ノ富士(21)=本名ガントルガ・ガンエルデネ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=の2人。
 千代丸は十両千代鳳の兄で、ロシア出身の露鵬と白露山以来となる史上17組目の兄弟関取が誕生した。照ノ富士は強豪の鳥取城北高に相撲留学し、間垣部屋に入門、部屋の閉鎖に伴って3月に移籍した。
 再十両は3人で、千代皇のほか、明瀬山(28)=本名深尾光彦、愛知県出身、木瀬部屋、北〓磨(26)=本名嶋田聖也、兵庫県出身、北の湖部屋。
 元幕内龍皇ら8人の引退も発表された。

※注:〓は石ヘンに「番」