各集落の祭祀継承へ 伊平屋で芸能保存会発足


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発足した伊平屋村民俗芸能保存会のメンバー=村離島振興総合センター

 【伊平屋】伊平屋村の各集落に古くから伝わる民俗伝統芸能を保存し、次世代へ正しく伝えることを目的に、伊平屋村民俗芸能保存会がこのほど、発足した。

同日、伊平屋村離島振興総合センターで関係者による発足会議が行われた。
 初代会長に、田名区の与那嶺毅さん、副会長に前泊区の西江喜進さん、島尻区の高良武市さん、事務局長には田名区の西銘仁正さんがそれぞれ選出された。
 県内有数の稲作地域でもある伊平屋村は、稲作にまつわる祭祀(さいし)行事が数多く伝承されている。同会は、先人たちが育んできた文化を伝統芸能を通して理解を深める目的で設立。活動を通して、多くの村民に島への誇りと愛情を持ってもらいたい考えだ。
 2014年2月11日には、浦添市てだこホールで第1回伊平屋村芸能祭り開催を予定している。
(野甫英芳通信員)