沖縄気象台は25日、8~10月の3カ月予報(季節予報)を発表した。沖縄・大東島地方は太平洋高気圧に覆われているため、少雨は今後2週間ほど続く見込み。那覇は7月で降水量が最も少なかった2005年の6・5ミリを下回る状況で、23日までに4・0ミリとなっている。
少雨傾向により、県内ではサトウキビや葉野菜などの農作物に被害が出始めている。
6月は太平洋高気圧が平年よりも西側に張り出し、7月は23日までに太平洋高気圧が本州の南海上を中心に強く、台湾付近にも張り出している。このため、沖縄付近は高気圧に覆われて晴れの日が続き、南から暖かく湿った空気が入りにくくなり、少雨となった。
フィリピン沖では平年よりも海面温度が上昇。対流活動が活発となったことが大きく影響して、太平洋高気圧の勢力が平年よりも強くなった。
8~10月は対流活動が東に寄り、暖かく湿った空気が入りやすくなり、気温が上昇し、降水量はやや多い傾向になるとみられる。
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