琉信ハウジング、県内1位1.1万戸


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
賃貸住宅管理戸数の県内1位を報告する琉信ハウジングの新城満社長(右)と金城辰也常務=25日、琉球新報社

 アパートなど賃貸住宅管理戸数(居住用)に関する業界誌がまとめたランキング調査(2013年3月末)で、琉信ハウジング(那覇市、新城満社長)が1万1573戸で県内トップの全国79位となった。

昨年4月から那覇市の全市営住宅19団地の指定管理者に認定され、約6200戸を受託管理していることなどが増加要因となった。前年度は200位程度だったという。
 住宅のオーナーと借り主の利益の保護を推進する賃貸住宅管理業者登録制度の2011年12月の施行以降、初の本格的な全国調査。同制度は管理戸数や財務管理など業務内容を報告し、賃貸に関するルール作りの徹底化を目指している。
 25日、新城社長、金城辰也常務が琉球新報社を訪れ報告した。新城社長は「退去時などでのトラブル防止が重要な役割。地域に密着し安心、安全な暮らしを支援するという心構えで取り組んでいる」と管理業務の重要性を説明。那覇市営住宅の指定管理については「利益追求だけでなく、社会貢献への責任を意識し人材育成を図り、人間力向上を目指したい」と述べた。
 トップ200の県内企業はそのほか、82位に中部興産(沖縄市)1万1千戸、135位に住宅情報センター(宮古島市)7400戸。
 トップ3は前年同様、1位大東建託(東京)74万7163戸、2位レオパレス21(同)54万6204戸、3位積水ハウスグループ(大阪)50万6353戸だった。