投稿数と得票数には相関関係がある!? ネット選挙トレンド分析


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グラフ1.ツイッター全量データをもとにした政党別ツイート数と得票数の相関図

 第23回参院選は自民党が圧勝、公明党と合わせて、与党が参院過半数を制し、衆参「ねじれ」が解消した。参院選公示の4日から投票日の21日までに、ツイッターでつぶやかれた政党名を集計すると、投稿数と各党の比例代表得票数に一定の相関関係がうかがえた。

 投稿数が最多だったのは自民党で127万9270件。得票数は1846万票だった。2位は民主党の50万2253件で、713万票を獲得した。3位は共産党の41万3697件で、得票数は515万票。自民党は民主党の2・5倍の投稿数があり、実際の選挙戦でも2・6倍得票していた。
 日本維新の会は29万4063件(636万票)、公明党15万3927件(757万票)、社民党10万5544件(126万票)だった。投稿数が政党の支持に直結しているわけではないが、ネット上での関心の高さは実際の選挙戦でも有利に働くようだ。
 ツイッターに書き込まれた政党名の件数を日ごとに表したのが、下の図だ。7月21日の投開票日が突出しており、圧勝した自民がダントツ。日本維新の会、民主、公明、共産、みんな各党と続いた。こちらはツイッター全量の10分の1をランダムに抽出し、対象データとした。(共同通信)

グラフ2.ツイッター全量の10分の1サンプルに基づく、9政党に関するユーザーの書き込み数推移

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データおよびグラフは(株)ホットリンクから提供を受けています。
グラフ1の政党別ツイート数は、4~21日のツイッターの全量データから参院選関連の1274万6427件を分析。
グラフ2の、各党の検索条件はそれぞれ以下の通り。
・民主:民主を含み、自由民主 社会民主 民主主義 民主国家 民主的 民主化を含まないもの
・自民:自民 自由民主を含み、自由民主主義を含まないもの
・公明:公明を含み、公明正大 きみあきを含まないもの
・みんな:みんなの党を含むもの
・生活:生活の党を含むもの
・共産:共産を含み、中国共産党 共産主義 共産国 共産圏を含まないもの
・社民:社民 社会民主を含み、社会民主主義を含まないもの
・みどり:みどりの風を含むもの
・維新:維新を含み、明治維新 西尾維新 維新政党 平成維新を含まないもの
検索過程で 誹謗中傷など一定の語を含む内容は除外するため、データは総数とは一致しません。また、数の多さ少なさはその政策や政党への支持と直接関係しません。
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