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【宮古島】夏休みに合わせ東日本大震災の被災地・福島県から保養のため宮古島に滞在する家族約30人が24日、宮古空港に到着した。宮古島市内の市民団体・うむい宮古島保養プロジェクト満月実行委員会(下地昌伸委員長)が招いた。29日までの日程で、海水浴やホームステイなどを楽しむ予定だ。
空港では同実行委のメンバーら約30人が、「ようこそ宮古島へ」と訪問団を歓迎した。
2人の子どもと共に来島した佐々木るりさん(40)=福島県二本松市=は「福島ではまだ放射能の除染が進まず、線量が高い所もあり外で遊ばせにくい。子どもも海に行くのは初めてなので楽しみにしていた」と話す。娘の如恩(のの)さん(6)は「海でゴーグルを付けて泳ぎ、きれいな魚を見たい」と笑顔で語った。
下地委員長は「立場が違ういろんな人たちが協力し、今回の保養につながった。ゆっくり過ごしてほしい」と語った。
27日午後4時から6時まで、宮古バプテスト教会で「福島の今」と題した座談会を開く。