FC琉球競り勝つ 相模原に1-0、順位上げ7位


社会
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 日本フットボールリーグ(JFL)第22節は27日、各地で3試合を行った。FC琉球は神奈川県の相模原麻溝公園競技場でSC相模原と対戦し、1―0で競り勝った。琉球は0―0で迎えた後半30分に、オウンゴールで得点。その後、DF大澤雄樹、砂川太志らが守り切り、3試合ぶりの白星を挙げた。

通算成績を9勝7敗6分けとし、順位を7位に上げた。琉球の次節は8月4日、栃木ウーヴァFCと対戦。“全島サッカー1万人祭り2013”と題し、スタジアムグルメや移動遊園地など多数のイベントを行う。午前11時開場、午後3時キックオフ。

FC琉球(9勝7敗6分)(33)
 1―0(0―0,1―0)
SC相模原(10勝7敗5分)(35)
▽得点者 【琉】OG

◆チームに新風吹き込む 久場らうっぷん晴らす
 スタメンは固定メンバー以外の顔ぶれが目立った琉球。DFは3月の第2節以来の出場となるファン・ジュヒョン、今月から新加入の河端和哉、トップ下には県出身の久場光で挑んだ。
 そんな思い切りの良い采配が奏功した。ゲームキャプテンのFW我那覇和樹も「前半からリズム良くできた」と話す通り、前半を0―0で終えると、後半30分、ボールが相手選手の膝に当たってゴールとなり得点。
 その後も、薩川監督が「毎日暑い中練習している結果」と胸を張る守備で最後まで走り抜き、3試合ぶりの勝ち点と、今季4試合目となる無失点試合を実現した。
 出場の機会に恵まれずフラストレーションがたまった選手らが、結果的にチームに新しい風を吹き込んだといえる。久場が「1万人祭りでも出場して、次はゴールを決めたい」と意気込めば、河端は「チームの質を高めるために、またしっかり練習したい」と頼もしくコメントした。
 次はいよいよ“全島サッカー1万人祭り”。昨季は1万人余の観衆を前に、悔しい黒星を喫した苦い思い出がある。次節こそチーム一丸となって、ホームの大観衆と勝利の喜びをかみしめたい。

◆我慢の差が出た
 薩川了洋監督(FC琉球)の話 危ないシーンもあったが、チームとして良い守備ができていた。我慢の差が出た。攻撃でもチャンスは何度もあり、形はできているので、質を上げていかないといけない。毎日暑い中練習している結果、最後まで走れた。