【中国時報】20日の北京空港爆発事件、政府恨み原因か


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 北京空港で20日午後6時25分(日本時間午後7時25分)、国際線到着出口付近で自家製の爆弾による自爆事件が起こった。事件を起こしたのは山東省出身の車いすに乗った男。片手を失ったが、命に別条はない。

 中国の報道によると、男は1979年生まれの農民。生活に困り99年、広東省の東莞(とうかん)に移住し、無免許でバイクタクシーを営業していた。客引きを行っていたところ、警察官数人に取り囲まれ、金属の棒で殴られ、脊椎を骨折。下半身不随の大けがを負った。
 車いす生活になってからは、政府機関に訴えたが聞き入れられず、今回の自爆テロに至ったとみられる。本人以外に死傷者はなく、爆発させる前には「逃げろ」と叫んでいたことから、一般人を傷つける意図はなかったとみられている。