台湾政府移民署は19日、8月1日から中国人観光客向けに1年間有効の数次ビザを発給すると発表した。
1年に2回以上、個人旅行で来台した観光客と、すでに数次ビザを所有している中国人が対象。来台者数の大幅な増加が見込まれている。
ことしは6月現在、すでに20万6823人の個人旅行客が台湾を訪問。政府はことしの個人旅行客数の目標を54万人と設定している。今回の長期数次ビザの発給開始で、中国人ビジネスマンの訪台の利便性が格段に上がるため、目標達成の可能性は高いとみている。
中国のネット会社によると、現在台湾への観光客数は毎年70%から80%成長。個人旅行解禁当初はツアー客が中心で、全体の5%にすぎなかったが、現在では50%を個人旅行客が占めている。