渡嘉敷の自然満喫 宮城の小中学生179人来島


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ガラスボートサバニ漕ぎを楽しむ子どもたち=7月26日、渡嘉敷村渡嘉志久ビーチ

 【渡嘉敷】夏休みに入り、渡嘉敷村の阿波連、渡嘉志久の両ビーチは島内外から訪れた家族連れや観光客、体験学習のために訪れた青少年らでにぎわっている。

東日本大震災の被災地・宮城県の小学3年生から中学2年生まで計179人が25日から27日までの3日間、真夏日の太陽の下で海水浴などを楽しむなど島の自然を満喫した。
 一行は宿泊先の国立沖縄青少年交流の家の海洋研修場のある渡嘉志久ビーチでマリンブルーの海に漬かり、ガラスボートサバニこぎ、シーカヤックなど、さまざまなマリンスポーツを体験した。青少年交流の家ではキャンプファイヤーで交流を深めながら星空を堪能した。
 田中希実さん(11)=仙台市=は「宮城の海浜はゴミがいっぱいだけど、渡嘉敷島のビーチは砂が真っ白でとてもきれい。海も青く気持ちいい。サンゴ礁や熱帯魚を見ることができて感動した」と満面の笑顔。
 佐々木陽和くん(8)=塩釜市=は「初めて泳いだ海が渡嘉敷島なので一生忘れない。また来たい」と話していた。
(米田英明通信員)