多彩な曲想で愛つづる 琉球フィル「イオ」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
愛をテーマにした多彩な演目を繰り広げるチェンバーオーケストラ“イオ”=18日、那覇市のパレット市民劇場

 琉球フィルハーモニー管弦楽団のチェンバーオーケストラ“イオ”の第1回定期演奏会(パレット市民劇場、琉球フィルハーモニー管弦楽団主催)が18日、那覇市の同劇場であった。

「音楽で綴(つづ)る愛」をテーマに、パッヘルベル「カノン」やプッチーニ「菊」などを演奏。恋人や家族、友人らさまざまな関係性の中での愛を多彩な曲想に乗せて描き出した。指揮は藤野栄介。
 クライスラー「プニャーニの様式による序奏曲とアレグロ」は、宮良美香による迫力あるバイオリン独奏で来場者を引きつける。ドボルザークらの「弦楽のためのセレナーデ」、バーバー、エルガー、ウォルトンの作品も演奏した。
 チャイコフスキーなどに焦点を当てる第2回定期演奏会「ロマノフの遺産」は10月31日、クロマチックハーモニカ奏者の比嘉祥人らが出演する第3回「Dance,Tanz,Tango!」は12月25日に開く。会場はともにパレット市民劇場。
 問い合わせは琉フィル事務局(電話)080(6497)8049。