完全失業率4・9% 18年ぶりの4%台 有効求人倍率0・51倍


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 県統計課が30日に発表した県内の6月の完全失業率(原数値)は4・9%となり、前年同月比で1・7ポイント改善した。4%台は18年ぶり。沖縄労働局が発表した6月の有効求人倍率(季調値)は0・51倍で、前月比で0・01ポイント低下した。

 完全失業者数は3万3千人で前年同月に比べ1万1千人減り、9カ月連続で減少。就業者数は64万1千人で、前年同月比で1万7千人増加、14カ月連続で増えた。
 新規求人数(原数値)は6099人で前年同月比8・5%(476人)増と、6カ月連続増加。産業別の増加割合は建設業55・6%、宿泊業・飲食サービス業29・3%、製造業13%、サービス業9・5%、タクシー運転手などの運輸業・郵便業8・4%だった。
 完全失業率が改善した要因に関し、沖縄労働局や県は「建設業や宿泊・飲食業といった観光関連などで、全体的に求人が増えている」とし、求人数が高水準にあることなどを挙げている。
【琉球新報電子版】