就職内定90・3% 今春高卒


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 沖縄労働局(谷直樹局長)は30日、今春に県内高校を卒業した新規高卒者の6月末時点(最終)の就職内定率が前年同月比1・8ポイント増の90・3%に改善したと発表した。

3年連続で前年同月を上回り、2008年3月卒業者以来、5年ぶりに90%台に回復した。
 県内内定率は87・1%で前年同月比4・1ポイント上昇し、県外内定率は96%で同1・5ポイント低下とほぼ横ばい。
 内定者数は1757人で前年同月より10・2%増加した。県内内定者数は1081人で前年同月比15・6%増、県外内定者数は676人で同2・6%増だった。県内内定者数の産業別内訳は卸売・小売業205人、宿泊・飲食サービス業170人、医療福祉143人、建設業105人の順だった。
 県内求人数は1399人で前年同月比24・6%増加。宿泊・飲食サービス業238人、卸売・小売業226人、医療・福祉209人、建設業150人だった。
 同局職業安定課は「公共工事が増えたことで建設業の求人が増え、全体も底上げしている。学校や行政機関が連携し、早めの就職活動に取り組むこともできている」と改善の要因を分析した。