小禄パレード出場 全国高文祭 長崎できょう開幕


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「心に感動を、気持ちは一つ」と意気込む小禄高校吹奏楽部の部員たち=26日、那覇市の奥武山公園

 「集え長崎 帆を張れ文化の船に」をテーマに、第37回全国高校総合文化祭(文化庁など主催)が31日から8月4日までの5日間、長崎県で開かれる。

県内から28校261人、全国から約1万8千人の高校生が参加する。初日の31日には総合開会式が開かれるほか、パレード、郷土芸能部門、将棋部門、ボランティア部門に県勢が参加し、美術・工芸、書道、写真、文芸の各部門で県勢の作品展示が始まる。
 高文祭の幕開けを飾るパレードには、小禄高校吹奏楽部から61人が出場する。沖縄からの出場は2000年の名護高校以来、13年ぶり。パレードは31日午後5時25分から、長崎市内の長崎水辺の森公園周辺の道路で行われる。同部は「てぃんさぐぬ花」など沖縄民謡のメロディーが取り入れられた「海邦マーチおきなわ」など3曲を演奏する。8月1日には佐世保市で開かれる吹奏楽部門にも出場する予定だ。
 部長でユーフォニウムを担当する新崎理奈さん(3年)は「屋外のパレードでも屋内で演奏する吹奏楽のようなまとまった音色を出したい」と意気込んでいる。