第22回りゅうぎん紅型デザインコンテスト受賞作品展(琉球銀行主催、琉球新報社共催)が30日、那覇市の県立博物館・美術館の県民ギャラリーで始まった。入場無料、8月4日まで。
大賞を受賞した天願千恵さん(39)=うるま市勝連、自営業=が大胆な構図で色鮮やかに親子ガメを描いた「母ガメの想い」を含む8点の受賞作に加え、71点を展示する。
開幕に先立ち表彰式が行われ、天願さんら受賞者8人に表彰状などが贈られた。天願さんは「母ガメの大波にも負けない強さと花のように優しい心を描いた」と語り、3度目の挑戦での大賞受賞を喜んだ。
今回から初めて設けられた学生向けの「未来枠」で「雨竜」と題した五穀豊穣(ほうじょう)を願う作品で優秀賞を獲得した浦添夢加さん(17)=首里高3年=は「今後も伝統継承のため頑張りたい」と意気込んだ。