オスプレイ「合意違反なし」 防衛省が宜野湾市にも報告


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 【宜野湾】防衛省は31日、宜野湾市に対し、同市の米軍普天間飛行場に配備されている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの飛行に関して、県が日米間で合意した運用ルールや安全確保策に違反すると指摘していた318件の飛行について、「違反の確証は得られていない」とした検証結果の内容を報告、説明した。

 報告は市役所で約1時間、非公開で行われた。対応した市基地政策部によると、県が指摘した人口密集地上空での飛行について防衛省側は「米軍は住宅地上空を避けるように飛行するよう努めており、違反の飛行は確認できなかった」と説明した。
 これに対し市の比嘉秀夫基地政策部長は「宜野湾市全体が密集市街地だ。市街地上空を飛んでいるのに、飛んでいないというのは納得できない」と述べた。
【琉球新報電子版】