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【宮古島】5月以降、小雨傾向が続く宮古島市下地の来間島で、バッタが大量発生し、サトウキビの葉を食べる被害が広がっている。
県や市によると、島の全域で被害が発生。農家は「干ばつや台風の塩害もあり、三重苦だ」と頭を抱えている。
県宮古農林水産振興センターによると、大量発生したのはタイワンツチイナゴとヒゲマダラ。来間島で食害が出始めたのは6月以降。島の一部で発生したバッタの群れが移動し、島全域に食害が広がったとみられる。バッタは乾いた葉を好むため、干ばつが続く島での被害拡大が懸念される。
市は31日、来間島での被害状況を確認。「バッタを島全体的に防除する対策を検討したい」としている。
宮古島市では6月にも、市平良のサトウキビ畑でバッタが局所的に大量発生する被害が出ていた。