東村が特産品フェア 「パインの日」県産PR


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8月1日の「パインの日」に開かれた東村パイナップルの特産品フェア=1日、那覇空港国内線ターミナルビル

 県産パイナップルを県内外に広めようと、東村が8月1日の「パインの日」に那覇空港国内線ターミナルビル2階のウエルカムホールで特産品フェアを開いた。フェア開始と同時に多くの家族連れなどが立ち寄り、東村産パイナップルや100%ジュース、農家が作った手作りジャムなどを堪能した。

 日本全国のパイナップル消費量は海外産が97%を占め、県産パイナップルはあまり認知されていないという。伊集盛久村長は「県産パインの良さを広げ認知度を高めることで、生産量を上げていきたい」とPRした。パイナップルを試食した菊田智久さん(43)=会社員、東京=は「沖縄のパイナップルがこんなに甘くておいしいと知らなかった」と話した。
 東村のパイナップルは生産量日本一で本年度は約千トンを見込む。ここ数年は台風の影響で減少しているが2年後には2千トンが収穫できる見込みだ。同村農林水産課の宮田健次課長補佐は「生産量が伸びていない。今後は農家の高齢化の問題もあるので、若い人にもパイナップルの良さを知ってほしい」と話した。
 同日、大阪でも県主体のパイナップルPRイベントが開かれた。県外で同様のパイナップルのイベントを行うのは初めて。特製スムージーが無料で配られるなど、大勢でにぎわった。