バレー女子「銀」 デフ五輪、司令塔に高良さん


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高良 美樹さん

 7月26日~8月4日にブルガリアで開かれた聴覚障がい者のスポーツの祭典「第22回夏季デフリンピック競技大会」の女子バレーボール決勝が3日に行われ、県出身のセッター・高良美樹さんら日本女子代表はウクライナに0―3で敗れ、銀メダルとなった。

 高良さんは豊見城市出身。県立沖縄ろう学校に入学後、県聴覚障害者協会女子バレー部に入部した。2010年に四国学院大(香川県)に進学後は、兵庫県のチームの練習に参加するなどして技を磨いた。昨年8月の世界選手権では司令塔役のセッターを務めている。
 デフリンピックの女子バレーには12カ国が出場した。日本は予選リーグAブロックを2位で通過。準決勝の米国に3―1で勝利し、決勝に進出した。
 決勝のウクライナは予選リーグで唯一敗戦した相手。日本はリベンジに燃え、善戦したが及ばなかった。