美東・女子団体形V 九州中学総体・空手


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息の合ったチャタンヤラクーシャンクーの演武で優勝した美東の(左から)島袋澪、仲程美凪、冨名腰春瑠=4日、県立武道館

 2013年度九州中学体育大会の空手道競技が4日、那覇市の県立武道館で行われ、女子個人形では玉城優(大宮)が細田悠乃(安岡)との県勢対決を3―2で制して頂点に立った。

男子個人形では徳田龍希(美里)が栄冠を手にした。女子団体形は美東(仲程美凪、冨名腰春瑠、島袋澪)が制し、女子団体組手は大宮(三枝彩香、島袋はな、玉城稜、玉城優)が3位に入った。

◆美東/力強く躍動、歓喜の涙
 栄冠を手にした3人の目に、喜びの涙が光った。女子団体形の決勝。美東(仲程美凪、冨名腰春瑠、島袋澪)が5―0の完勝で頂点に立った。
 昨年は準優勝に終わり、今年の大会は「絶対に優勝しよう」と強い思いを持って臨んだ。「みんなが気持ちを一つにして戦っていた」。新城孝弘監督は目を細めて教え子の活躍を喜んだ。
 決勝の直前、3人は「力を全て出し切ろう」と話し合った。決勝で見せたのはチャタンヤラクーシャンクー。小柄な3人が力強く躍動し、息の合った演武で勝利をつかんだ。
 次に控えるのは全国大会。仲程は「(試合の)レベルはもっと高くなるので、パワーや技の切れを上げていきたい」と決意した。

※注:徳田龍希の「徳」は「心」の上に「一」