【中国時報】台湾で発生の狂犬病 ジャコウネズミに拡大


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 台東市在住の女性が7月26日、自宅でジャコウネズミにかまれた際、ネズミの様子の異常に気付き捕獲して検疫所に届けたところ、狂犬病に感染していることが分かった。

すでにイタチへの感染は確認されており、今後のさらなる拡大が危惧されている。
 ジャコウネズミは、肉食性の強い哺乳類で、農耕地や家屋に生息。台湾全土に少なくとも100万匹は生息しているとみられており、政府の防疫局は早速、大規模な捕獲作戦に乗り出している。
 防疫局によると、6月17日から7月27日まで、11匹のイタチから狂犬病ウイルスを検出。現在の感染地域は南投県などの山沿いだが、異種間の感染拡大により、今後、都市部にも感染が拡大する恐れが出てきている。