キンザーにCH46着陸 解体のためか


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牧港補給基地に着陸後、米兵がプロペラを外すCH46ヘリ。退役に向けて解体しているとみられる=5日午前10時50分ごろ、浦添市の牧港補給基地(キャンプ・キンザー)

 米軍普天間飛行場に追加配備される米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて米海兵隊は5日にも、既に配備を完了した2機を除く残りの10機を、陸揚げした米軍岩国基地(山口県)から普天間飛行場へ移動する。一方、浦添市の牧港補給基地(キャンプ・キンザー)に5日午前、普天間所属の輸送ヘリCH462機が着陸し、米兵がプロペラを取り外す様子が確認された。米海兵隊はCH46ヘリをオスプレイと交代させる計画で、3日に追加配備されたオスプレイ2機と代えて解体するとみられる。

 オスプレイの追加配備機は3日に2機が到着したが、残りの10機は5日午前11時現在、飛び立つ動きはない。追加配備機について、米海兵隊は当初、3日に4機、5日に8機を移動するとしていたが、現在移動した機体は2機にとどまっている。
 4日午前、岩国基地では3日に移動できなかった機体とみられる2機の試験飛行が確認されたが、残りの8機は岩国基地への搬入以降、目立った動きはなく、5日中の全機配備は流動的な要素も残る。