オスプレイ追加配備で県議会議長が抗議の緊急声明


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 喜納昌春県議会議長は5日午前、米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場への追加配備が始まったことに抗議し、オスプレイ全機の即時撤去を求める緊急声明を発表した。声明は「県民の意思を無視しており、飛行に関する安全基準すらなし崩しに運用されている。これ以上県民に不安を与え、危険な状況に置くことは到底容認できない」と日米両政府に強く抗議している。
 県議会事務局によると、議長としての声明発表は異例で、5日に喜納氏が緊急に召集した各派代表者会で了承された。追加配備について県議会は7月に抗議決議を全会一致で可決し、政府への要請行動も終えているが、議長声明という形であらためて抗議の意思を示すことにした。
 議長が各会派を通じて県議に呼び掛け、5日午後には普天間飛行場の野嵩ゲート前で声明読み上げや抗議の意思表示を行う。
【琉球新報電子版】