【号外】米軍ヘリ墜落 ハンセン内で炎上 宜野座村松田


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防衛省によると、5日午後4時すぎ、米軍ヘリ2機が宜野座村松田の米軍基地キャンプ・ハンセン内の山火事を消火活動中、うち1機が墜落した。乗組員4人のうち、3人が脱出、1人が行方不明だという。同省などによると、墜落したのは米空軍所属のHH60救難ヘリという。

現場は国道329号、宜野座村松田潟原から宜野座カントリーに入った地点。米軍関係の消防車両が基地内に入っていった。金武消防によると宜野座村役場から通報があり、ポンプ車1台が現場に向かったが、米軍が基地を封鎖しており、基地内に入れなかった。「火災の消火活動に当たっていた米軍ヘリ2機のうち、1機の姿が見えなくなった」との情報もある。
県警によると、午後4時7分に「飛んでいるヘリが火を噴き、煙が出ている」との110番通報があった。午後6時現在、民間地への被害情報はないという。
沖縄自動車道の補強工事をしていた建築作業員の40代男性=宜野湾市=は午後4時すぎ、許田インターの1・5キロほど手前で作業中、上空を旋回する米軍
のヘリ2機を目撃した。「片付けをしていたら、頭の上をずっと2機が旋回していた。そのうち1機が急に傾いて姿が見えなくなり、煙が上がった。まさか落ちたとは思わなかった。その前にもヘリが着陸訓練とかしていたけど、このヘリは様子が違った」と話した。