エネルギー問題考える アジアユースプログラム


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開会式を終え、記念撮影するアジアの高校生ら=5日、名護市の万国津梁館

 【名護】東南アジア13カ国と沖縄、国内の高校生54人が、エネルギー問題をテーマに解決策を考える「アジアユース人材育成プログラム」(県主催)の開会式が5日、名護市の万国津梁館で開かれた。

県内で大学教授や経済人の講義を受け、企業訪問などをする。最終日の20日は沖縄コンベンションセンターでグループごとに「ビジネスプラン」と題して成果を発表する。
 開会式で地元参加者を代表し、知念くららさん(16)=那覇国際高1年=は「共に考え、楽しみ、強い絆をつくりたい」と期待を述べた。海外参加者を代表し、フィリピン沖縄県人会から派遣されたキャサリン・ローズ・ウマリ・モンフェロさん(15)=県系4世=は「知識を深め、経験を積み、帰国したら多くの人に伝えたい。私たちの結び付きがよりよい環境をつくることを期待したい」と話した。
 プログラムは地球規模の環境問題に対し、国境を超えて若い世代が話し合うことで、県が「沖縄21世紀ビジョン」に掲げた「交流と共生の島」の実現を目指している。
英文へ→High school students from Asia discuss energy issues in Okinawa