政府、事故同型機の飛行中止を米側に要請 


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沖縄防衛局の武田博史局長(右)に事故原因の究明や再発防止などを求める當眞淳宜野座村長=6日、沖縄防衛局

 【嘉手納】米軍ヘリ墜落事故を受けて、當眞淳宜野座村長は6日、沖縄防衛局に武田博史局長を訪ねて、事故原因の究明や事故同型機の飛行訓練中止などを求めて抗議要請をした。武田局長は「墜落したヘリの同型機について、当面の飛行停止を申し入れた。現在は飛行してないと承知している」と述べ、政府が米側に事故同型機の飛行中止を要請したことを明らかにした。

 當眞村長は要請で「住民に強い衝撃と憤りを与えた」と指摘し「以前から安全運航を要請してきたが、墜落事故が起きたことは、誠に遺憾だ」と強く抗議した。再発防止のほか、事故現場への立ち入り調査や原状回復を求めた。
 オスプレイ追加配備の時期に墜落事故が発生したことに「住民にさらなる不安と恐怖を与えた」と非難し、配備撤回を求めた。
 武田局長は「今回の事故は誠に遺憾だ。米軍には安全管理の徹底と再発防止を強く申し入れた。県民に不安を与えたことを深刻に受け止める」と述べた。