広島、核兵器の非人道性訴え 被爆68年、廃絶と平和誓う


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 平和記念式典で「平和宣言」を読み上げる広島市の松井一実市長=6日午前、広島・平和記念公園

 広島は6日、被爆から68年の「原爆の日」を迎えた。広島市中区の平和記念公園では、午前8時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれた。松井一実市長は平和宣言で「核廃絶に取り組んでいる国々との連携強化」を日本政府に要求し、核兵器の非人道性を訴える。
 また「信頼と対話に基づく安全保障体制への転換を」と世界に呼び掛ける。核兵器は「絶対悪」と位置付け、平和な世界の実現を誓い、原爆犠牲者に哀悼の意を表す。
 エネルギー政策で、原発の是非には言及しない。
 原爆が投下された午前8時15分に黙とうをささげ、「平和の鐘」を鳴らし、「平和への誓い」を読み上げる。
(共同通信)

被爆から68年の「原爆の日」を迎えた原爆ドーム。奥は平和記念式典会場=6日朝、広島市中区
平和記念式典で「平和宣言」を読み上げる広島市の松井一実市長=6日午前、広島・平和記念公園