大川ダムで水質調査 宜野座村


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 【宜野座】5日に宜野座村で米軍ヘリが墜落した事故を受け、宜野座村の上下水道課の職員ら5人は6日、事故現場に近い「大川ダム」が汚染された可能性があるとして、基地内のダムに立ち入り、水質を調査した。

 米軍は村の水質調査は認めたが、村が水質調査とともに求めた事故現場の調査は拒否した。
 水質調査では、上流と中流、下流で、それぞれ水を採取した。今後、飲料水として適当か判断するため、38の有害物質や燃料油などの有無を検査する。村上下水道課によると、調査の結果が出るのは2~3日以降という。
 5日夜から停止している大川ダムからの取水は、今後調査の結果を待って再開を判断するとしている。宜野座村民は生活に使う水源の約20%を大川ダムから取水している。取水停止の対策として、村は漢那ダムからの供給量を増やすほか、行政無線で住民に節水を呼び掛けている。