社会

宜野座議会が抗議決議 米軍ヘリ墜落

 宜野座村の米軍キャンプ・ハンセンで米空軍嘉手納基地所属のHH60ペイブホーク救難ヘリコプター1機が墜落した事故で、嘉手納基地は6日、1人の遺体を見つけたと発表した。宜野座村議会は同日、事故への抗議決議を全会一致で可決した。

村や県などは沖縄防衛局に対し相次いで抗議したほか、県や嘉手納町、金武町などの各議会も抗議決議に向けて動いている。市民団体は米軍普天間飛行場や嘉手納基地のゲート前で抗議集会を開き、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの追加配備に反対の声を上げるなど、抗議の意思表示が広がっている。
 事故を受け、日米両政府は、外務、防衛当局者による日米合同委員会を8日に開催する方針を固めた。再発防止策について協議する。政府関係者が明らかにした。
 嘉手納基地は事故を受けて6日の飛行訓練を中止した。事故を起こした第33救難中隊のHH60の運用を当面見合わせるが、固定翼機の飛行は7日に再開する。
 米軍の事故調査官が現場に入り、墜落原因の調査を始めた。
 宜野座村はこの日、水源に墜落機から汚染物質が流入していないか調べるため、ハンセン内に立ち入り、墜落地点に近い大川ダムの水を採取した。調査結果の判明には数日かかる。米軍は水質調査は認めたが、村が求めた事故現場の調査は拒否した。
 宜野座村が防衛局から受けた説明によると、墜落事故に至る経緯は、米軍ヘリ2機が5日午後3時半ごろに嘉手納基地を離陸し、そのうち1機が約30分後に墜落した。
 県警が米軍に照会した情報によると、嘉手納基地からの離陸時、6人が事故機に搭乗していた。2人が一時降りた後、墜落した。墜落時にヘリにいた4人のうち1人が死亡、3人は病院に搬送され、容態は安定しているという。現場の火災は6日午後1時10分に鎮火した。
 墜落現場に近い沖縄自動車道で事故を目撃した建設作業員の男性=40代=は、ヘリが90度傾いた状態で墜落したことを証言した。
英文へ→Ginoza Village assembly adopts protest resolution against U.S. helicopter crash



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