鏡原小生、DJ挑戦 エフエムみやこ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
原稿を手にマイクに向かう子どもたち=5日、宮古島市平良のエフエムみやこ

 【宮古島】エフエムみやこ(仲里雅彦社長)は5日、子どもたちがディスクジョッキー(司会者)になって番組をつくる「キッズDJ特別番組」を放送した。同局では初の取り組み。

初日は宮古島市立鏡原小学校の児童8人が出演し、1時間にわたり自ら取材した内容を元気に伝えた。
 子どもたちは本番に向け、夏休み前からテーマを決めて取材し原稿を書いたほか、事前にリハーサルも行うなど準備を重ねてきた。
 本番は「修学旅行」など学校生活に関わる身近な話題を取り上げた。最初は緊張で言葉に詰まる場面もあったが、慣れるとユーモアを交えて明るく楽しいトークを展開した。
 「夏休みの自由研究」について話した和田陽花さん(6年)と狩俣貴和子さん(同)は、友達に行ったアンケート結果から「自由研究のテーマに方言を選ぶ人が多かった」と報告した。その理由として「方言が話せるようになったらかっこいい」「簡単そう」など、さまざまな意見が寄せられことも紹介した。
 和田さんは「リハーサルで慣れたと思ったが、本番はまた雰囲気が違って焦り、早く話してしまった。マイクで話すのは貴重な経験になった」と笑顔を見せた。
 局には、放送を聞いた人たちから「慌てず落ち着いて放送してね」などの応援メッセージが寄せられていた。
 与那覇光秀取締役は「普段聞いているラジオ局の中で、何が起きているかを体験してほしかった。みんなとてもうまかった。この中から未来のアナウンサーが生まれてほしい」と話した。