県内小中生、不登校1658人 前年度比8.5ポイント減


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 2012年度に病気や経済的理由以外で学校を30日以上欠席した「不登校」の県内小中学生は前年度比155人少ない1658人(8・5ポイント減)だったことが7日、文部科学省の学校基本調査速報(13年5月1日現在)で分かった。減少は2年ぶりとなる。

 減少要因について、県教育庁義務教育課は「那覇市で不登校の児童生徒が大幅に減少したことが大きい」と説明。学校現場に支援員を派遣する県の事業などが効果を上げている」と強調した。不登校の内訳は小学校が350人(前年度比62人減)、中学校は1308人(同93人減)。全児童・生徒数に占める不登校の割合は、小学校が0・35%(前年比0・06ポイント減)、中学校は2・59%(同0・16ポイント減)。