米軍ヘリ墜落、オスプレイ配備計画に嘉手納町議会が抗議決議


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 【嘉手納】嘉手納町議会(徳里直樹議長)は9日午前、臨時会を開き、5日に発生した宜野座村米軍ヘリ墜落事故に抗議し、CV22オスプレイの米軍嘉手納基地への配備計画を撤回するよう求める意見書と抗議決議4案を全会一致で可決した。午後に外務省沖縄事務所、沖縄防衛局などを訪れ、決議文を手渡す。

 ヘリ墜落については、墜落場所の近くには保育所や幼稚園などがあり「一歩間違えば住民を巻き込む大惨事になりかねない事故」と指摘。墜落事故原因が公表されるまでの飛行停止や、住民地域上空の飛行禁止、日米地位協定の見直しなど5項目を求めている。
 オスプレイ配備については「MV22オスプレイより事故率の高いCV22が嘉手納基地に配備されれば、町民の暮らしは破壊されかねない」とし、CV22の配備計画撤回と基地負担軽減を確実に実施するよう求めている。【琉球新報電子版】