「一歩間違えれば大惨事」　米軍ヘリ事故で宜野座区が抗議　

　【嘉手納】宜野座村宜野座区の大城武区長らは９日、沖縄防衛局に田中文明地方調整課長を訪ね、米軍ヘリ宜野座墜落事故に対し抗議した。

　大城区長は「一歩間違えれば大惨事になり、区民の生命と財産に重大な危険が起きていた」と強い姿勢で抗議し、事故の原因究明、周辺環境やダムの水質汚染の調査、原状回復と被害補償などを求めた。
　田中課長は「村と話して適切に対応したい」と、前向きな姿勢を示した。また、米軍からの連絡で、事故機部品には放射性物質ストロンチウムは使用されていないと説明した。その一方で、放射性物質のトリウムが使用されているとし「トリウムは通常の土壌にも入っているので環境には影響がないと米側から連絡を受けている」と話した。【琉球新報電子版】