久米島、20日以降断水も 干ばつ続く


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 【久米島】記録的な干ばつが続く久米島町は、今後まとまった雨が降らない場合に備え、20日以降に一部地域で夜間断水や隔日断水を実施する方向で検討している。9日に「第1回町渇水対策本部会議」(本部長・平良朝幸町長)で確認した。12日以降の第2回会議で日程を決める。

 旧具志川村地域の飲料水用ダムの貯水率は5割を保っているが、旧仲里村地域の飲料水用の貯水池は2割を切る。雨が降らないと枯渇する恐れがあり、仲里地域で断水を検討している。
 農業用水を活用する案などが話し合われた。同会議事務局の桃原秀雄総務課長は「病院や福祉施設に影響が出てくるかもしれない。再度、協議を開いて慎重に検討したい」と話した。