県内ジャズ専門誌「OPEN DOOR」 発行経緯、情報求む


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1970年代に県内で発刊されていたジャズ専門誌「OPEN DOOR」

 【沖縄】沖縄市の音楽資源収集事業を受託しているキャンパス(備瀬善勝代表)は、1970年代後半に県内で発行されていたジャズ専門誌「OPEN DOOR」の詳細を調べている。

 「OPEN DOOR」は1976年2月に創刊された無料の月刊誌。発行人は「大宜味康之」と記されており、沖縄市山内や那覇市久米にあった事務所「オープン・ドア総合企画」で編集・発行が行われていたようだ。
 B4判、毎号8ページの紙面で山下洋輔トリオや日野皓正ら国内外で活躍するミュージシャンのライブ評や屋良文雄さん、与世山澄子さんら県内のミュージシャンの活動を伝えている。
 サックス奏者のテリー重田さんが保管していた。78年5月の25号まで確認されている。
 キャンパスは県内のジャズ関係者から「OPEN DOOR」に関する情報を集めているが、発行人の消息やいつまで発刊が続いたかなど詳しいことは分かっていない。
 市音楽資源収集事業の一環で10月15日から3日間、沖縄市役所ロビーで開かれる展示会「沖縄音の力 JAZZ展」の中で「OPEN DOOR」を紹介する予定で、キャンパスは広く情報を集めている。連絡先は(電話)098(932)5573。