きょうにも配備再開 オスプレイ、岩国から普天間へ


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 米軍普天間飛行場への追加配備に向け、山口県岩国市の岩国基地に一時駐機している垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの残る10機の普天間への移動が、12日にも再開するとみられる。

 米軍は嘉手納基地所属のHH60ヘリコプターの墜落事故を受けた日本政府の要望を受け、普天間への移動を一時見合わせているが、機能確認のための試験飛行を10日までに10機全て実施したことが明らかとなっており、日本政府に配備再開の方針を伝達している。
 日本側は米側に対し、終戦記念日の15日や、お盆期間(13~15日)の移動は避けるよう配慮を要望しているほか、岩国市も14、15日ごろの移動はやめるよう求めている。11日時点で県側に配備再開の通告はなく、再開時期には流動的な要素も残る。
 米軍は追加配備のオスプレイ12機のうち、3日に2機を普天間に移動。残り10機も5日以降に普天間に移動する予定だったが、5日のヘリ墜落を受け、日本側が移動の一時見合わせを求め、米軍は日程を延期していた。