図書館の“秘密”取材 小中学生が新聞作り


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図書館探検ツアーで図書館の仕事や人気の本などについて取材する子どもたち=8日、沖縄市立図書館

 【沖縄】沖縄市立図書館は、夏休みの子どもたちを対象にした「図書館探検ツアー」を8日、同図書館で初開催した。

沖縄市内の小中学生20人が図書館司書に案内してもらいながら普段は見られない図書館の「裏側」や本の「秘密」を取材して、分かったことを壁新聞にまとめていく。
 企画は、新聞を教材に活用するNIE活動と連携し、子どもたちが図書館をテーマにした新聞作りを体験することで図書館や活字に興味・関心を持ってもらうのが狙い。
 安里哲志副館長は「いつもは見られない場所で図書館の『秘密』をたくさん発見して、みんなが『図書館に行ってみたい』と思う新聞を作ってください」とあいさつした。
 琉球新報NIE推進室の座波幸代記者が記事の書き方を説明した後、子どもたちは移動図書館「ちえぞう君」の車両や書庫の中などを取材。「車が動いているときに本が倒れたりしないの?」「1番人気の本は?」「本を買うのにいくらかかるの?」など、次々と質問した。取材を基に記事を書き、オリジナルの新聞を15日に作る予定。
 宮里中3年の島袋未奈さん(15)は「図書館についてあまり知らない人に分かりやすく伝える新聞にしたい」と述べ、久高綾華さん(14)は「児童書が大好き。たくさんの本が書庫にもあって驚いた」と話した。