19日の旧盆入りを前に、那覇青果物卸商事業協同組合(那覇市、平山禎陸理事長)は12日、お供え物用としてフィリピンから専門船で直輸入したバナナとパイナップル計353トンの出荷準備を始めた。
13日以降、県内の量販店や八百屋などで販売する。
専門船は6日にフィリピンを出港し、10日に那覇港新港ふ頭那覇国際コンテナターミナルに入港。12日午後、同ターミナル内の冷蔵コンテナで保管していたバナナを同組合に搬入した。
同組合事業第一部の長松九一郎部長によると、旧盆前の一週間でバナナは通常の2倍、パイナップルは7倍ほど売り上げる。今期は青物バナナ215トン、パイナップル130トン、島バナナと似た品種のモンキーバナナ9トンを輸入した。
組合ではバナナとパイナップルのほか、オーストラリア産オレンジや南アフリカ産グレープフルーツ、台湾産ゴボウなども旧盆用として輸入。長松部長は「形、色目、品質の良いものを提供している」とPRした。