CH53E 緊急着陸 嘉手納、沖国大墜落の後継機


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
緊急着陸後、けん引車両が近づいたCH53E大型ヘリ=12日午後6時9分、米軍嘉手納飛行場

 【嘉手納】米軍普天間基地所属のCH53E大型ヘリが12日午後5時13分ごろ、米軍嘉手納飛行場に緊急着陸した。

不具合の内容は不明。13日午前0時現在も移動されず、誘導路上にとどまっている。普天間基地所属の同型機は3月、米韓軍事演習中に韓国北部の射撃訓練場で着陸に失敗し炎上。2002年8月にはエンジンの故障で宜野座村松田区潟原の海岸に不時着した。
 CH53EはCH53D大型ヘリの後継機種。04年8月13日には米軍岩国基地所属のD型が沖縄国際大学に墜落した。その後、05年12月までに普天間基地のD型は全てE型に置き換わった。
 目撃者によると、緊急着陸時は北側滑走路の中央部分に着陸し、誘導路に移動してエンジンを切った。乗務員は機体上部のエンジンを点検した後、バスに乗り、移動した。機体は一時、けん引車が近づいたが、誘導路上にとどまっている。