沖国大ヘリ墜落から9年 集会開き「ダイイン」で抗議


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
地面に横たわる「ダイイン」で抗議の意思を示す参加者=13日午前8時20分ごろ、北中城村安谷屋のキャンプ・フォスター石平ゲート前

 【北中城】米軍ヘリ沖国大墜落事故から9年になる13日、北中城村のキャンプ・フォスター石平ゲート前で、オスプレイの追加配備反対や米軍ヘリ宜野座墜落事故に抗議する集会「メモリアルチューズデイ」が午前7時から開かれた。約70人の参加者は1960年代に米国で誕生した地面に横たわる非暴力の行動「ダイイン」などで抗議の意思を示した。でいご娘の島袋艶子さんも駆け付け「艦砲ぬ喰ぇー残さー」や「沖縄を帰せ」などを歌った。

 集会は毎週火曜日に石平ゲート前で抗議行動を続ける「火曜日朝の会」の小橋川共行さん(70)らが企画。小橋川さんは「今回の運動は拳を上げたり、怒鳴ったりするものではない。米兵個人も尊重されるべき存在で、組織である米軍に抗議の意思を示したい」と語った。
 小橋川さんらが作成した沖国大墜落事故をイメージしたオブジェも置かれ、参加者が持ち寄った花が飾られた。集会は「さとうきび畑」の合唱と1分間の黙とうで締めくくった。
【琉球新報電子版】
英文へ→Nine years since U.S. helicopter crash onto Okinawa International University: Protesters stage a “die-in rally” in front of Marine base