北海道で開かれた第20回コカ・コーラ環境教育賞の最終選考会で、石垣市の白保魚湧く海保全協議会が10日、小中学生とその指導者を対象とする「活動表彰部門」で最高賞となる大賞に決まった。
大賞は県内から3回目。高校生・大学生を対象とする「次世代支援部門」では、名護市の美らくいな(国立沖縄工業高等専門学校)が優秀賞を獲得した。本年度は155団体が応募した。
白保魚湧く海保全協議会は2005年に設立。学校と地域住民、環境団体、行政が連携し、先祖から受け継いだ財産としてサンゴ礁を位置付け、保全と活用によるむらづくりを進める。発表した白保中学校2年の上村真紀子さん(13)と石垣希望さん(13)は「受け継いできた海垣漁や月桃植えなどの活動が評価されてうれしい」と喜んだ。