久米島、夜間断水も 旧仲里村が対象


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 【久米島】記録的な干ばつが続く久米島町は13日、「第2回町渇水対策本部会議」(本部長・平良朝幸町長)を開き、今後まとまった雨が降らない場合、約1700世帯(約3600人)が住む旧仲里村地域で22日以降に夜間断水を実施することを決めた。

千世帯以上に影響する見込み。町によると、干ばつによる断水は初めて。
 22日から31日まで、午後9時から翌朝午前6時まで断水を実施する。9月以降、ダムの貯水率を考慮し、断水時間の延長や隔日断水を検討する。危機的状況を受け、農業用水を飲料用水に転用することも検討している。同会議事務局の桃原秀雄総務課長は「今後も雨はあまり期待できないので、さらに節水を呼び掛けていく」と話した。
 沖縄本島の国や県が管理する10ダムの貯水率は84・7%。国によると、現段階で渇水の懸念はない。