東村高江のヘリパッド 建設予定地で本格工事開始


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 【東】沖縄防衛局は14日、東村高江の北部訓練場内のヘリパッド建設予定地N―4・2地区付近で、重機を使った整地工事を始めた。
 工事を監視していた「高江ヘリパッドいらない住民の会」メンバーによると、14日午前9時半ごろ、砂利を積んだトラックがN―4ゲート近くで砂利を降ろし、その後ショベルカーで整地する作業が見られた。

その後、新しいヘリパッドの建設を予定しているN―4・2地区付近で、トラックが土のうを降ろす音が聞こえたという。重機は既に基地内に入っており、反対派との衝突はなかった。
 防衛局は7月11日、県赤土等流出防止条例に基づき赤土防止策などを記した「事業行為通知書」を県に提出。県が防止策を承認し「確認済通知書」を局に通知するまでは、土地の形状変更などを伴う工事はできない状態だった。県は13日、同通知書を局に通知した。県環境保全課は「赤土流出防止の措置について要求していた資料が提出されたので、条例の基準を満たしていると判断した」と話した。
 住民の会などは16日、県や防衛局に対し、ヘリパッドの建設反対と、既に完成したヘリパッドの供用開始反対を要請する。