スターフルーツ新ブランド「美ら星」 県が商標登録


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県が商標名を登録したスターフルーツの新ブランド「美ら星」

 県はスターフルーツの新ブランド「美ら星」の商標名を登録し、14日に発表した。同ブランドは細長く卵形で、甘酸っぱい味が特徴だという。現在は南風原町と宮古島市の計19農家が、81本の「美ら星」を栽培し、2013年度は約225キロの生産量を予測している。県は20年までに栽培面積8ヘクタール、生産量160トンを目指し、県内外へ出荷していく。

 県は熱帯果樹のブランド化に向け、03年に米国農務省からスターフルーツ「カーリー」という系統を導入した。04~06年にかけて農業研究センター名護支所で県内の他の系統を含めて計13系統の特性を比較検討した。その結果、県の環境条件で収量が高く、果実品質のいい系統「カーリー」を選抜し、12年6月に商標登録した。
 11年度、県内のスターフルーツの総生産量は23・8トンで栽培面積2・1ヘクタール。産地は南風原町が最多で、次いで石垣市などとなる。平均単価は1キロ573円。