13日から沖縄を訪れ、米軍基地や名護市辺野古などを巡った米映画監督のオリバー・ストーン氏、米アメリカン大のピーター・カズニック教授、ピース・フィロソフィーセンターの乗松聡子代表は15日、那覇市天久の琉球新報社で記者会見を開いた。
ストーン氏は「一番印象に残ったのは、米国権力のすさまじさだ」「日本が米国の属国のように付き従っている姿は非常に残念だ」などと米軍基地の現状を批判した。さらに「普天間飛行場の移設問題によって、地域の緊張が高まっていることを実感した」と強調した。
ストーン氏は14日に会談した稲嶺進名護市長についても触れ、「権力に対して厳しい闘いを続けている」とたたえた。
広島、長崎、東京も含めた今回の日本訪問については「第2次世界大戦の歴史をはじめ、日本人は自分たちの歴史をほとんど理解していないと感じた」と、視察の感想を述べた。
カズニック氏は、南京大虐殺について「愛国心に基づいて歴史を語るのではなく、より批判的に語ることが私の立場だ。日本で虐殺事件がどのような文脈の中で理解されているのか非常に関心がある」と述べた。
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