琉球新報社 テニスの第４回県中学校シングルス大会最終日は１６日、県総合運動公園庭球場で男女の決勝リーグなどを行った。男子は運天飛勇（伊良波）、女子は知名真歩（南風原）がそれぞれ優勝した。
◆全力プレー 全勝に笑顔／伊良波・運天飛勇
男子は、伊良波の２年生、運天飛勇が全勝で頂点に立った。シングルスでは中学で初めて県王者となり、「全力を出して後悔しないプレーをしようと思った」と笑顔を見せた。
１試合目は６―０、２試合目は６―２と快調に白星を重ねた。ヤマ場は、石嶺海斗（那覇）との最終試合。４―１とリードを奪った後、相手の緩い球に手こずり、連続で２ゲームを失った。相手は１年生。「年下には負けられない」と、前でスマッシュやボレーを決める強気な攻めで流れを奪い返した。
第１シードの面目を保った運天。「県で優勝できたので、次は九州大会で優勝を目指したい」と、自信を胸に飛躍を誓った。
◆勝負どころの競り合い制す／南風原・知名真歩
決勝リーグ３試合中２試合が６―４と、接戦を制して優勝した知名真歩（南風原）。「きつかった」と息をつき、「大事なところでポイントを取って集中してプレーできたのがよかった」と振り返った。
第１シードの石坂桃子（西崎）を６―４で破り、伊波実花子（浦西）との最終試合は、２―３から３ゲームを連取する粘りを見せた。何度もジュースを繰り広げ、決着がついた後は、ハイタッチで伊波と健闘をたたえた。
「ダブルフォールトが多かった。回転のかかったサーブをしっかり打てるようにしたい」と反省も忘れなかった知名。「県大会で少しでも多く勝って、来年の夏は九州大会に行きたい」と抱負を語った。
