大漁に興奮 福島の子どもたち、追い込み漁体験


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網に掛かった色とりどりの魚に興味を示す子どもたち=8日、伊江村阿良の浜

 【伊江】東日本大震災の被災地から子どもたちを招く「ティーダキッズプロジェクト」の一環で参加した福島県の小中学生約40人が、1日から12日まで伊江村の民家に滞在した。昨年に続き3回目になる。

 滞在中は天候に恵まれ、子どもたちは伊江島ビーチサイドホースパークでの乗馬体験や、同村子ども会リーダーとの交流会に参加し、島の自然を満喫した。

 8日の追い込み漁体験では、伊江漁協観光部会が協力し、子どもたち全員が一列に並んで網の奥へと魚を追い込んだ。網には沖縄を代表するイラブチャーやアイゴをはじめ、熱帯魚などが掛かり、色とりどりの魚に興奮した様子だった。捕れた魚は各民家で持ち帰ったり、昼食時は海人(ウミンチュ)カレーにしたりした。

 佐藤陸君(10)は「色や大きさなど福島の魚との違いに驚いた。島でたくさんの体験ができて思い出になった」と喜んだ。
(金城幸人通信員)