農家の苦労に感謝 児童ら田植え体験


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強い日差しの下、田植えに汗を流す嘉芸小の児童=14日、金武町屋嘉

 【金武】金武町立嘉芸小学校(平井りい子校長)の5年生24人が14日、同町屋嘉の水田で田植え体験をした。

地元の産業へ理解を深める学習の一環で、児童らは農作業の大変さを実感するとともに農家へ感謝の気持ちをあらたにした。収穫したもち米は年明けの合同十三祝いで餅にして振る舞われる。
 金武町役場、JA、生産者の指導を受けながら約330平方メートルの水田に苗を植えていった。児童は泥だらけになりながら、強い日差しの下、1時間以上かけて作業を終えた。
 平井校長は「お米がどのようにできるか手や足、五感で感じ取ってほしい」と話した。懸命に作業をしていた島袋航汰君は「初めて田植えをした。足が泥にはまって大変だった。農家の人はもっと大変だと思うので、お米を食べるたびに感謝したい」と語った。収穫まで児童らは定期的に草取りなども行う。